思考のバグの除去こそ、最速で点数をあげる方法。
前回、手元の参考書・問題集を
繰り返し繰り返し復習することの
重要性をお話ししました。
「学びは漆塗り」
覚えていますか。
(※前回、誤って「知識は漆塗り」と
書いてしまいました。お詫びと訂正)
しつこいくらいに反復学習をすること
によって、
「知識の穴」
すなわち、やったはずなのに覚えてい
ない事項を脳に刻み込むことができる
わけです。
これだけでもかなり試験の合格率は
上がります。
ですが、反復学習の効果はそれだけで
はありません。
「思考のバグ」を取り除くことができる
のです。
「思考のバグ」とは、
例えば、失点した問題をよくよく見て
みると、
「あっ!そうだった。覚え違いしてた!」
といった記憶違いによるものとか、
「えっ!この時はこう考えるの?」
というような考え方が間違っていたもの
も多いはず。
これが、私の言う「思考のバグ」です。
別名「素敵な勘違い」(笑)
こうした思考のバグが原因で起こる
失点は、
ややもすると、また同じ過ちをして
しまいます。
なぜなら、思考のバグが半固定化してい
るから。
化石化は学習者のみならず、教師にも
あるんですね(>_<)。
しかし、こうした知識はバグっている
とはいえ、半分は使えるもの。
ほんの少し手直ししてあげるだけで、
立派な知識としてあなたの知的戦力に
生まれ変わるのです。
ところが、多くの方は、このバグの
除去をやらない。
なぜなら、
「今回間違ったけど、だいたい知って
るから、本番では間違わないだろう。」
と、高を括るからです。
そして、結果は推して知るべし。
だからこそ、しっかりしたメンテナンス
(=復習による思考のバグの除去)が
必要なのですね。
千里の道も一歩から。
ローマは一日にして成らず。
1つ1つバグを取り除いていくことに
よって、1日1点積みあがります。
試験までの59日間、しっかり続ければ、
確実に59点積みあがります。
しっかり勉強してくださいね。