授業準備の時間を劇的に減らす技術(4)。
継続こそ鉄板の技術です。
「当たり前じゃないか。」
と言われそうですが、これこそ鉄板の
技術です。
私も日本語教師を20年続けていますが、
今大学で受け持っているeラーニングを
使った授業の場合、
授業準備にかかる時間は、コンテンツを
開けるだけ。
時間にして10秒です(笑)
また、もし仮に初級の授業を担当して
いるとして、
定期テストを作成するのであれば、
今まで十分な自作教材をデータで持って
いますので、
例えば、『みんなの日本語』の定期テスト
であれば、小一時間もあれば、作成できる
と思います。
中級の読解の授業準備も今までの経験と
自分なりの指導ノウハウ(指導ネタ)が
あるので、
20~30分あればだいたい準備はできますね。
使ったことのある教材でしたら、さらに
時間短縮できます。
これは何も私に限ったことではなく、
ある程度の経験を積まれた先生なら
同じような感じではないかと思います。
「継続する」こと、そして日々教師としての
経験値を蓄積すること。
これに勝るものはありません。
ただ、私の経験から言えることは、
最初の3年は辛抱です。
最初の3年間をしっかり辛抱して、しっかり
経験値の蓄積に注力する事が大切です。
3年しっかり経験すれば、一通りの授業
ノウハウと一通りの自作教材が揃ってきます。
そうすると、4年目あたりから精神的にも
肉体的にもかなり楽になってくると思います。
(もちろん初年比ですが。)
後は、日々の授業の中でノウハウや教材の
手直しをしていけば、さらに授業準備の
負担は減っていきます。
そうすると、また新たな問題意識がわいて
きて、
10年目ぐらいに
「納得のいく教材を自分で作りたい!」
となるわけですが(笑)
とにかく自分なりに日々改善しながら続ける
こと。
これを繰り返し口酸っぱくお伝えして、
このシリーズは脱稿しようと思います。