ボランティアレッスンは、気負わず、自分も楽しめる範囲で。
初めて外国人に日本語のレッスンをする
となると、
ボランティアであれ、有償のレッスンであれ、
誰でも緊張するものですし、
また、責任感を感じて
「しっかり教えなければ。」
と考えてしまうもの。
それ自体、決して悪いことではありません。
ただ、最初にあまり気負いすぎると、
次第にレッスンが負担になり、
必要以上に疲れてしまったり、
レッスンが嫌になってしまったり
結果、
「こんなはずじゃなかった。」
という事態になりかねません。
ましてやボランティアであれば、
相手が満足することと同時に、
自分自身も無理なく楽しめる
ことが大事ではないか。
と私は思います。
そのための1つとして、
特に相手が成人の場合は、
「教師-学習者」
というような固い関係より、
「レッスンを一緒に作っていくパートナー同士」
というぐらいの構えで臨むといいでしょう。
そして、もし相手がより多くのレッスンや
より高度なことを求めるようになって、
ちょっと負担を感じるようになったら、
(逆に言えば、それだけ指導スキルがあると
評価されたということになりますので。)
「ここから先は、有料になりますがいいですか。」
と交渉するのも手です。
そのあたり、あらかじめ自分の中で
「ボランティアでできるのはここまで。」
という線引きをしておくといいでしょう。
それから、もう1つ。
緊張しない方法。
人はなぜ緊張するかというと、
「実際以上に自分を良く見せたいと思うから。」
そうすると、どうしても気負って緊張して
しまうんですね。
だから、緊張しないためには、
自分を良く見せようとか、
日本語教師らしく振舞わねばとか思わず、
「私も知らないこといっぱいあるんですよ。」
と、素の自分を見せるといいんです。
自分を良く見せようとしても、
見る人が見ればすぐばれる。
逆に、良く見せようとすること自体が
恥ずかしい。
なので、ありのままの自分をありのまま出す。
もしそれで相手と合わなかったとしても、
それは、単に相性の問題。
世の中、いろんな人がいるんだね(^_^)
それぐらいの気構えの方が、結果的に
長続きします。
これからボランティアをしようかなという方。
頭の隅に置いておいてくださいね。