うまくいかなかった時は、まず●●に目を向ける。
前回からの続き。
心優しい爺さんも、意地悪爺さんも、とった行動は
まったく同じ。
同じ枯れ木に登り、同じ殿様の前で、同じ臼の灰を
撒いた。
実は、この話、このシーンに限ったことではありま
せん。
ポチに促されて地面を掘ったときも、
臼を杵で突いたときも、
心優しいお爺さんのときは、宝物がザクザク出て、
意地悪爺さんのときは、がらくたばかり。
結果は全く違うのです。
その差は何でしょうか。
もうお分かりですよね。
そもそものマインドが両者ではまったく違うの
です。
一言で言えば、
心優しいお爺さんは「利他主義」であり、因果
応報、長期思考。
一方、意地悪爺さんは「利己主義」であり、
刈り取り型の超短期思考。
マインドが違えば、同じ道具であっても、
それを使う人によって結果がまったく違っ
てくるんですね。
とりわけ、意地悪爺さんは、
「あの爺さんと同じことをすれば、自分もうまく
いくはずだ。」
とばかりに、とにかく目の前の道具や目先のノウ
ハウにばかり目が行っている。
考え方が短絡的で、目先の利益に目を奪われ、
悪いことが起こると、その原因を常に自分の外に
求めようとする。
こういう人、周りにいません?
例えば、検定試験対策の講座や教材を選ぶとして、
「●●を使った合格したらしいよ。」
という話を聞いては、その教材を買って試し、
でも、数日して、
「これは私には合わない。」
と言って放り投げる。
そして、また数日たって
「■■の講座を受けて合格したらしいよ。」
という話を聞いては、その講座に通うものの、
「講師の先生と合わない。」
と言って途中で放り投げる。
そして、また。。。(以下、同様の繰り返し)
つまりは、道具やノウハウじゃないんですね。
いろいろ試してみることは確かに大事ですが、
うまくいかなかったとすれば、道具やノウハウ
よりも先に、
「自分に原因があるのではないか。」
と、自分自身を疑うことが非常に重要なのであり、
また、それが結果的に解決への一番の近道だったり
するのです。
もちろん、私も偉そうなことが言えるような
身でないことは、百も承知。
内なる意地悪爺さんをできるだけ抑え込み、
さらに奥にいる心優しいお爺さんを、できるだけ
引っ張り出すよう、
日々、葛藤している毎日。