『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』を読む(その1)。
皆さんは、日本語教師の公的資格化の準備が進んで
いるということをご存知でしょうか。
国は、これから外国人との共生社会へと大きく舵を
切ることになり、
その言語面のサポートとして日本語教師の育成の一環
として、
【公認日本語教師】
の制度設計を進めているのです。
そして、去る2月14日、文化庁文化審議会国語分科会日本語
教育小委員会(第99回)が開かれ、
日本語教師の公的資格化の設計図とも言うべき
『日本語教育能力の判定に関する報告(案)』
https://bit.ly/39LrGkw
が了承されました。
これは、あくまでも「案」ですので、まだたたき台の
段階です。
おそらくこれから何度も検討を重ねられ、5月か6月には
正式な報告書が出されると思われます。
これは、今後の日本語教師にとって非常に重要な内容。
そこで、今回から数回にわたって、この報告書案を読んで
いこうと思います。
実は、本報告書案の1つ前のバージョンは、昨年11月に
本メルマガで7回にわたって読み込みました。
覚えている方は、あの時との違いなども意識しながら
読んでいただけると、理解が深まるかと思います。
もしかしたら、今年の検定試験に出題されるかもしれま
せんよ(^_^)
では、早速(^_^)
まず、目次は以下のようになっています。
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はじめに
I 養成・研修体系の中における日本語教師の資格の
位置付け
1.日本語教師の資格や養成に関する課題
2.日本語教師の資格の位置付け
II 日本語教師の資格
1.日本語教師の資格制度創設の目的
2.日本語教師の資格制度の枠組み
【1】資格の名称
【2】資格の社会的な位置づけ
【3】資格の対象
【4】資格取得要件
【5】試験実施及び登録の体制
【6】資格の有効期限
【7】欠格事由
【8】経過措置
【9】更新講習
3.その他(詳細な検討が必要な事項)
(1)試験について
(2)指定試験実施機関・指定登録機関に求める役割
について
(3)更新講習について
(4)試験免除等の措置について
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目次を見る限り、日本語教師の資格制度の骨組みが
しっかり組まれているという感じですね。
今日は、ひとまずこの辺りで。
次回から、本格的に読み込んでいきましょう。