稼げる日本語教師になる!(11)-顧客の声を徹底的に聴け!
ビジネスのやり始めというのは、
事前にマーケットリサーチをしながらも、
まずは自分の狙った得意分野を核にして商品や
サービスをリリースして世に問う、
というのが一般的ではないかと思います。
こうしたサービスの出し方を「プロダクトアウト」
と言います。
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プロダクト・アウトとは,企業が開発・生産した製品
を販売促進の強化によって,消費者へ売り込む技術先
行型のスタイルのこと。
ーコトバンク
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要は、作り手の得意分野で商品を作って世に問う
ということですね。
はじめはこれでもいいと思います。
また、過去の日本で言えば、高度経済成長期や
バブル期のように、人口が増えて市場が拡大基調
のときは、これでいい。
ですが、いつまでもプロダクトアウト押しでは、
いずれビジネスは立ち行かなくなります。
なぜなら、はじめは物珍しさで売れるかもしれ
ませんが
熱が冷めると顧客もだんだん購買意欲がなくなっ
てくるし、
そもそも最初から顧客のニーズと合っていなかった
ということもあります。
また、顧客のニーズも時々刻々と変化していくもの
なので、
最初はニーズにピタッと合っていたとしても、
いずれずれてくる。
そうなれば、当然ビジネスは立ち行かなくなって
しまいます。
そうならないために、どうしたらいいか。
それは、できるだけ顧客と直に会う機会を設け、
徹底的に顧客と語らい、
顧客の話に徹底的に耳を傾け、
あるいは、顧客にさまざまな質問をぶつけながら、
顧客のニーズ、もっと言うと顧客すら言語化できない
深層ニーズを探り出し、商品化につなげることが大切
なのです。
これは、「言うは易し、行うは難し。」で
私もまだまだ道半ばではあります。
ですが、できるだけそこに向けて努力をするという
ことが大切なのです。
例えば、私の場合、ただWEBサービスを提供する
だけではなく、
さまざまなセミナーを実施し、受講生の方と直に
会い、セミナー中に語らうばかりか、
その後、できるだけ懇親会をして、お酒を交えながら
(これ意外と大事)、本音トークでお話しさせて
いただいています。
そうすると、受講生の方から、
「篠崎さん、こんなセミナーもやってもらえませんか。」
とか、
「篠崎さん、通信講座、こんなふうに変えられませんか。」
とか、
「篠崎さん、こんなサービスをしてもらえませんか。」
といったようなご要望を頂くわけです。
そして、私の方が
「わかりました!やってみましょう!」
となって新サービスを作ってリリースする。
そうすると、もう受講生の方は今か今かと待って
いるわけですから、
リリースしたそばからどんどん売れていくわけです。
このように、顧客にニーズに応える形でサービスを
出すやり方を「マーケットイン」と言います。
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商品の企画開発や生産において消費者のニーズを重視
する方法。
-コトバンク
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こうして生まれたのが、
「検定試験対策セミナー」であり、
「教えて!篠崎先生っ!」であり、
「日本語の教え方セミナー」であり、
「セミナー動画コンテンツ」なのです。
これらはすべて、篠研の主力サービス。
もし、受講生の方や顧客とコミュニケーションをする
機会を作らなかったら、
このようなサービスは生まれていませんでした。
特に、今の日本のようにすべての分野でマーケットが
シュリンク(=縮小)している現状においては、
プロダクトアウトではなく、マーケットインによる
商品開発が有効です(そりゃそうですよね(^_^))
そのためにも、
一にも二にも、顧客の声を徹底的に聴く。
そうすれば、あなたのビジネスを支える
主力サービスを生むことができるでしょう。