稼げる日本語教師になる!(3)-目標を具体的に文章化せよ!
今回は、前回の「幸せ」の定義とよく似ている
「目標を具体的に文章化せよ!」
という話。
「篠崎!いい加減、稼げる方法を教えろ!」
そんな声が聞こえてきそうですが、土台の
マインドが盤石であれば、
実は方法論なんていうのは、いくらでもあり、
また、どうにでもなるのです。
そんな表面的な方法論よりも、行動の土台を
支えるマインドづくりをしっかり行う方が、
長い目で見れば、よほど重要。
多くの方は、この「マインドづくり」を疎か
にし、目先の方法論を追いかけてばかりいる
から、
ちょっと苦しくなったり、都合が悪くなったり
すると、途端に諦めてしまうのです。
はっきり言いますが、諦めさえしなければ
日本語教育で身を立てるなど、決して難しい
ことではなりません。
諦めずにやりきる唯一の方法。
それは、自分が本気で欲しいものに正直に
なることです。
正直に欲しいものは、何があっても手に
入れたい。
絶対にあきらめない。
だから、
「自分にとっての幸せとは何か定義せよ。」
「具体的な目標を立てよ。」
と言っているのです。
で、
具体的な目標を立てると言うと、多くの
人は、
・年収ウン千万円稼ぐ
とか、
・日本語学校の専任講師になる
とか、
ほんの数十文字の箇条書きで済ませますが、
そんなちゃちな目標設定では到底夢の実現は
できません。
なぜか。
リアリティがないからです。
その文章を読んでもワクワクしないからです。
リアリティがなく、ワクワクしない、気持ちの
入らない文章では、ほどなく熱が冷めてしまいます。
そうではなくて、目標を300字から400字くら
いの文章に書くのです。
そして、できるだけ詳しく、リアリティいっ
ぱいに、本気で書くのです。
そうすれば、その文章に自分の気持ちが入り、
「何としてもその目標を達成したい。」
という気持ちになり、行動に移すことができる
のです。
例えば、私が
通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」
https://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/
のオリエンテーションでは、
「学生から絶対的に信頼される日本語教師である。」
という目標設定に対して、以下のように目標を達成した
自分の姿をありありと書いた文章を紹介しています。
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学生から絶対的に信頼される日本語教師である。
初級から上級まで、また4技能すべての授業を変幻自在に
こなし、他の教師の模範となる。テキストを触媒にして学習
者の知的好奇心をくすぐりながら、喜び、感動、驚き、納得
の嵐を巻き起こし、言語教育を超えた「学習者の知らない無
限に広がる世界観」を提供する独自の授業スタイルは、沈ん
だクラスでさえ活気に満ちたものに変え、同僚から「奇跡の
教室」「日本語教師の教科書」と評される。授業を受けた学
習者は、みるみる日本語力が上達するだけでなく、人間的に
も大きく成長し、修了後はみな自信をもって希望の進路へと
進んでいく。日本語学習から日常生活、進路相談にいたるま
で、学習者に寄り添った的確なアドバイスが、学習者の問題
や悩みを解消することで、絶対的な信頼獲得に成功している。
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ここまで詳しく、リアリティいっぱいに書くから、
「これが私の本当の姿。何としても達成したい。」
という強い欲求が生まれ、具体的な行動が生まれるのです。
ぜひ、ありありと自分の目標を文章化してください。
そうすれば、その文章はこれからの努力の方向を示す
羅針盤として、あなたを助けてくれることでしょう。