類義語の違いの説明は、ポイントを押さえてシンプルに。
類義語の違いは、初級から超級に至るまで
すべてのレベルにかかわる問題です。
初級であれば、例えば、
「知る」と「わかる」
「ために」と「ように」
などが代表的ですし、
中級以降になると、二字熟語の語彙が
爆発的に増えてきます。
例えば、
「改正」と「改訂」と「改定」
などは、上級でもよく取り上げられる
類義表現です。
こうした類義語の違いの説明でありがちな
失敗、それは、
「各類義語の違いをあらゆる角度から
網羅的に説明してしまう。」
ということ。
一見親切でいいようですが、私はあまり
勧めません。
なぜなら、詳しすぎてかえって混乱したり、
全体的な印象が薄くなって結局忘れてしまう
からです。
なので、類義語の違いの説明で大切なのは、
「ポイントを押さえてシンプルに説明する。」
ということ。
言い換えれば、
「類義語の違いや使い分けが担保できる、
最小限の説明であること。」
ということです。
例えば、以前「篠研の検定対策」会員の方から、
「ドイツ人学習者から『遅延』と『遅刻』の違い
を聞かれ困ってしまいました。
ドイツ語では両者を同じ単語で言うそうなのですが、
どう説明したらいいでしょうか。」
といった内容のご質問をいただきました。
皆さんなら、どう答えますか。
お手元の辞書をひっくり返して、考えてみてください。
↓
↓
↓
(シンキング・タイム(^_^))
↓
↓
↓
ちなみに、私はこう答えました。
=======ここから===========
そうですね。
基本的には、
「遅刻」は人の場合に使い、
「遅延」は人以外の場合に使う、
という説明が、最も簡にして要を得ていると思います。
また、ただ説明するだけではなく、以下のような
タスクを用意して理解を確認するといいでしょう。
(1)学校に( 遅刻 遅延 )する。
(2)約束の時間に( 遅刻 遅延 )する。
(3)電車が( 遅刻 遅延 )する。
(4)工事が( 遅刻 遅延 )する。
=======ここまで===========
いかがでしょうか。
「人かそうでないか。」
非常にシンプルですよね。
また、これに沿って考えれば
タスクも簡単に解けるかと思います。
ご参考にしていただければ。