学習はすべからく「漆塗り」。

輪島塗に代表される漆器、

サイト上の写真を見るだけでも
ため息がつくほど美しいですね。

 

思わず、私も2年ほど前に
ぐい飲みを買っちゃいました(笑)

 

ところで、

この輪島塗というのは、ご存知の通り
木の器に1回や2回漆を塗って完成
というわけではありません。

 

最初に木地の形を整えて補強し、漆を塗ることが
できる状態にする必要があります。

 

これを下地塗りと言うそうです。

 

下地塗が終わったあと、それをさらに固くして、
仕上げるための工程があります。

 

これを、中塗りと言うそうです。

 

中塗りが終わったら、今度は仕上げの作業である
上塗りがあり、

飾りをつける加飾があるわけです。

 

このように、輪島塗は四段階もの工程があって、

しかも、それぞれの段階にさらに細かな塗装の
工程があるわけです。

 

こうやって何度も何度も塗ることによって、
輝きが増し、あの輪島塗が完成するんですね。

 

検定試験の勉強もこれとまったく同じで、

受験生の中には、

「参考書を読んだけどなかなか頭に入らなくて、
結局合格できなかった。」

という方がいらっしゃいますが、

 

よくよく話を聞いてみると、その参考書を
1回しか読んでいない、

あるいは2回しか読んでいないという方が
多いんですね。

 

それって、まだ「下塗り」の段階。

 

いわば、知識を身につけるための地ならし。

 

その程度の学習で知識が定着しようはずが
ありません。

 

私も毎年、

WEBで学ぶ通信講座
「篠研の日本語教育能力検定試験対策」
http://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/

の講義資料(パワーポイントで約2500枚ありますが)
を見直して知識のブラッシュアップやメンテナンスを
しています。

 

自分で書いた文章ですが、

何度読んでもそこに新たな発見や
今まで見えなかったこと、

ほかの知識とのつながりというものが
あります。

 

それによって自分の知識を深めることができる
わけですね。

 

そうやって、繰り返し知識を自分の頭に塗り
込んでいくことによって

どんなときにも、臨機応変に対応できる知識と
スキルが体得できるのです。

 

実際、通信講座ではWEBコースを本試験までに
5回繰り返すことを推奨しています。

 

5回繰り返して初めて、知識の点が繋がって
線になり、ネットワークを張るようになるの
です。

 

将来、皆さんは同じことを日本語能力試験や
日本留学試験を目指す学習者に言わなければ
なりません。

 

自分の言葉に説得力を持たせるためにも、

やはり検定試験学習の段階で、
繰り返し学習する習慣を身につけ、

その意義をを身体レベルで会得して
いただきたいと思います。


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