非漢字圏クラス担当者必見!漢字学習そのものが楽しくなる教材。
漢字の授業というと、
「漢字カードを何回も見せて復唱させる。
「とにかく何回も書いて覚える。」
というイメージをお持ちの方も多いのでは
ないでしょうか。
「できればそんな無味乾燥な機械的な練習
に終始したくない。
でも、それしか方法がない。」
そういう方もいらっしゃるでしょう。
確かに、覚えるためには反復学習は
必要です。
しかしながら、特に非漢字圏学習者にとって
同じ図形(=漢字)を機械的に繰り返しひたすら
書写するというのは、
難行苦行以外の何物でもありません。
例えば、皆さんが今まで見たことも
ないような文字2000字を
「それぞれ10回書いて覚えなさい。」
と言われたらどう思いますか。
私なら、
「勘弁してください。」
と即答ですね(笑)
ですが、例えば、漢字の字形1つ1つに
意味があり、
漢字1つ1つに「成り立ち」という
ストーリーや世界観があり、
さらには、漢字のパーツの共通部分(=部首)
に注目することで
形の似た漢字をグループ化し、まとめて覚える
ことができれば、
難行苦行な漢字学習が、一気に
「漢字はおもしろい。」
「漢字をもっと知りたい。」
と一変するのではないでしょうか。
例えば、「化」の右側の「ヒ」。
これは、右向きに座った人の姿。
であれば、
「化」の人偏(=立った人の姿)から
座った人の姿に変わるのが変化の「化」。
このようなストーリーがあれば、
ぐっと覚えやすくなります。
さらに、「ヒ」(=座った人)が2人同じ
方向に並んで、背を比べているのが「比」。
なるほど!これならわかりやすい。
さらに、二人の人が、背中を向けて寒そうに
座っているのが、日の当たらない「北」。
ほっほー(感心)
このように、漢字の字形に意味とストーリー
を乗せて学習者に提示すれば、
漢字の数だけ知的世界に学習者をいざなう
ことができます。
そんな授業を実現してくれる教材を見つけ
ました。
ちなみに、出版社や著者からのオファーは
一切なしです。
完全に私の独断と偏見による書評です(^_^)
これ。
『どんどんつながる漢字練習帳 中級』アルク
http://amzn.to/2Bk3uV3
『どんどんつながる漢字練習帳 初級』アルク
http://amzn.to/2zwEHg2
『CD-ROM付 どんどんつながる漢字練習帳 初級 イラスト
&漢字データ集』アルク
http://amzn.to/2AdqIPE
テキスト表紙のイラスをご覧いただけると
お分かりになるかと思いますが、
漢字のパーツをその意味を表すイラストで
表し、
それに関連する漢字を同じくイラストで示しながら
漢字の意味を説明しています。
すでに出ている初級テキストは、最大評価の
★5つですね。
私も3冊購入しましたが、中を見ると
なるほど納得です。
特に、漢字指導にお悩みの日漢字圏学習者クラス
担当の方には一見の価値ありです。
書店でチェックしてみてくださいね(^_^)