聴解・読解の授業実践問題で必ず出題される問題とは。
検定試験の試験IIIは、試験Iと違い、
より実践的な問題が出題されます。
その典型的なのが授業実践問題。
授業計画である教案があり、場合によっては
学習者の成果物(作文やスピーチ原稿など)
があって、
その要所要所で問いが出されるという形式の
問題です。
現場経験のない方にとっては、感覚的に
つかめず、
ちょっと苦手意識を持つ方もいらっしゃる
かもしれませんね。
ですが、現場経験がなくても気にする必要は
ありません。
必要な勉強をすれば、ちゃんと得点できます(^_^)
で、この授業実践問題の中で、とりわけ聴解・
読解の授業実践の場合、必ず出題される問題が
あります。
しかも、過去10年の試験問題を精査した結果、
ほとんど1問目に出題されています。
それは、
「先行オーガナイザー」
先行オーガナイザーとは、
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advance organizer。読解活動や聴解活動の際に行われ
る、本文のテーマに関する知識を活性化させる活動の
こと。オーズベル(Ausubel)提唱。
-篠研のキーワード解説より。
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たとえば、お化けを扱った文章を読む読解授業の
場合、
本文に入る前に、学習者に
「あなたの国のお化けにはどのようなものがあり
ますか。」
とか、
「あなたの国のお化けはいつ出てきますか。」
といった問いかけをすることがあります。
そんな軽い会話をしておくだけで、学習者の中に
ある「おばけ」の知識が活性化され、
本文をよりスムーズに理解することができるん
ですね。
これは、特に読解授業や聴解授業では必ずといって
いいほど行われることなので、
検定試験でもほぼ100%出題されるのです。
「聴解・読解の授業実践問題で必ず先行オーガナイザー
が出題される。」
覚えておきましょうね。