「効果的な学習」と思えても、実は「無駄な努力」の典型例。

本メルマガvol.1052

「目標に達成したければ「誰から何をいかに学ぶか」
にこだわるべし。」

で、このようなことを述べさせていただきました。

====================

2.目標達成の肝を学ぶこと。

確実に目標に到達するためには、
確実に目標に到達する方法で学ばなければ
確実に目標に到達することはできません。

 

実は、剣道でも検定試験でも、

「無駄な努力」

をしている人がとても多いのです。

 

効果が出る努力を積み重ねなければ、
目標達成まで積み上がっていかないのです。

 

そして(ここからがとても大事)

実は、「効果が出る努力」と思ってやって
いることは、往々にして「無駄な努力」で
あることが多く、

逆に、一見「無駄な努力」と思われることこそ
実は最も「効果が出る努力」であることが多い
のです。

===================

vol.1052では、剣道を例にとってご説明した
わけですが、

読者の皆さんの中には、

「いやいや、剣道はもういいから検定試験の
勉強で具体例を出してほしい。」

そう思った方も多いはず(^_^)

 

特に、

「今年こそ検定試験に合格したい。」
「今まさに、試験勉強をしている。」

という方の中には、

「自分の勉強が「無駄な努力」なのか
「効果的な努力」なのか確認したい。」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

 

知りたいですか?

 

1つご紹介するとすれば、

「キーワードの暗記ばかりに注力して
勉強する。」

これ、一見知識がどんどん増えていくように
思うかもしれませんが、かなり無駄が多いです。

もっと正確に言うと、合格しにくいです。

 

確かに、キーワード(=専門用語)の定義を
問う問題は検定試験でよく出題されます。

 

特に、今年の試験はそういう設問がとても
多かった印象があります。

 

ですので、キーワードの意味を正確に理解し
暗記することは、試験対策として絶対必要。

 

問題は、それだけに注力している点。

 

合格ラインを突破するためには、数々の
キーワードを結び付ける理論や文脈、社会
状況などを体系的に身につける必要があります。

 

そうしないと、そもそもそのキーワードに
どういう意義や価値があるのかわからないし、

そのキーワードの使い方・用途もわかりません。

 

たとえて言えば、

「大工道具は山ほどあるけど、使い方が
分からず、何も作れない。」状態。

 

また、背後の理論や文脈、社会状況を踏まえず
に覚えても、

思い出す手がかりがありませんので、
悲しいかな、ほぼすべて忘れてしまいます。

 

一方、理論や文脈、社会状況などを踏まえながら
個々のキーワードを絡めとるように覚えるのは、
脳に相応の負担を強いますし、最初は学習進度も遅い。

 

一見、非効率で無駄な学習のように思うかも
しれません。

 

しかし、

「なるほど、これはこうなって、こうなって、
こうなるから、こうなるんだな。」

といったように、理屈で覚えたことはなかなか
忘れませんし、

忘れたとしても、何回か復習すれば、しっかり
身につきます。

 

もちろん、最初はキーワードを一問一答的に
暗記するより時間も労力もかかります。

 

ですが、やがて加速度的に学習効率がぐんぐん
あがり、

試験当日には、すっかり仕上がった状態になる
のです。

 

古人の言う「急がば回れ。」とは、まさにこのこと
なんですね。


日本語教師をめざす方、現職日本語教師の方のための無料メルマガ
無料メルマガ「篠研の“日々成長する教師”」

授業の小ネタや授業実践のコツ、教師としての考え方、息の長い日本語教師になるための知恵などを週2日(火・木)でお届けします。

さらに、今ご登録なさると特典が無料でダウンロードできます。
特典 「精読指導の秘奥義」(全24ページ)

解除はもちろんのこと、メールアドレス変更など個人データの編集も簡単ですので、ご安心ください。プライバシーポリシーをご確認の上、ご登録を希望されるメールアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。

  メールアドレス【必須】
  お名前(姓)【必須】
  お名前(名)【必須】
  よみがな【必須】
  都道府県【必須】 なお、海外在住の方は「海外」をお選びいただき、下記項目に例のようにご記入ください。
  海外にお住まいの方は「ベトナム(ホーチミン)」のようにお書きください。