検定試験出る問シリーズ(7)-ナチュラル・アプローチの理論的基盤って?
タイトルを見て、パッと出てきましたか?
答えは、クラッシェンのモニター理論。
ちなみに、ナチュラル・アプローチを開発
したのはテレルだと言われています。
検定試験対策的に言うと、クラッシェンは教授法も
さることながら、
毎年かなりのウェイトで出題される第二言語習得の
中でも最頻出のテーマですので、
例の5つの仮説は、しっかり押さえておきましょう。
通信講座「篠研の検定対策」
「No.065_さまざまな教授法(2)」
では、モニター理論の5つの仮説を以下のように
まとめています。
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習得-学習仮説:第二言語を、意識的に学ぶ学習と無意識的に
覚える習得は、知識を身につける過程が異なり、相
互に影響し合わない(これをノンインターフェイス
といいます。なお、意識的学習と無意識的な習得は
相互に影響し合うとする立場を、インターフェイス
と言います。)
自然順序仮説:文法構造は概ね予測される順序で習得される。
モニター仮説:学習によって得た知識は、自然な発話には役に
立たず、自分の発話のチェック機能(=モニター)
しかもたない。
インプット仮説:現能力より少し上の構造(=i+1)に触れた
時、言語習得が促進される。
情意フィルター仮説:動機づけが高く学習不安が少ないほど言
語習得が促進される。
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検定試験でよく問われるキーワードが、
さりげなく散りばめられていることに
気がつきましたか。
繰り返しになりますが、
クラッシェンのモニター理論は、
検定試験最頻出項目です。
5つの仮説の名称とその内容は、
目をつぶっても言えるくらいに
しっかり覚えてくださいね。
検定試験まで、あと19日。
最後の最後の最後まで、粘り強く
頑張りましょう!!