初級文型導入授業の準備を1時間以内に抑えるウラ技(その4)
「授業の準備が大変!!
特に、初級の文型導入にあたったら最悪(>_<)」
というご意見をあちこちから聞きますので、
時短術を数回に分けて紹介しますね。
第4回は、
【授業準備の時短達成!でも、そこで終わったら地獄!】
です。
前回までの3回で、初級の文型導入授業の時短は
かなり達成できるのではないかと思います。
今まで、授業準備に2時間も3時間もかかって
いた方にとって、
1時間以内に抑えられるというのは、本当に
福音ですよね(自画自賛(^_^))
なので、ぜひ実践してみてくださいね(^_^)
ところが、ところがです。
時短達成で満足し、そのレベルに安住してしまう
というのはいけません。
そこで終わったら地獄が待っているからです。
どういうことかというと、
パクってパクって時短を実現したあなたの授業は
どんな授業ですか。
ということ。
それは、言ってみれば他の教師の授業とさして
変わらない授業だということです。
そりゃそうですよね、どこかの参考書を丸まま
パクっただけなわけですから。
つまり、
「あなたの個性やオリジナリティが見えない授業」
「取り立ててあなたじゃなくてもいい授業」
「他の教師と同じ代り映えのしない授業」
そのスタンスをずっと続けているとどうなるか
というと、サービス業という観点から言うと、
「時給の安さでしか勝負できない。」
という状況になるわけです。
そうなると、いつまでたっても時給を上げる
ことができなくなるわけですから、その先に
あるのは、
「ワーキングプア地獄」
残念ながら、これにひとたびはまってしまうと、
抜けるのは容易ではありません。
なので、今はとりあえず時短を実現したとしても、
初級の授業に慣れて
「もう大丈夫だ。」
と思ったら、その後は、間髪入れず次のステージに
進んでいただきたいのです。
つまり、
「あなたの個性やオリジナリティが光る授業」
「あなたじゃなければできない授業」
「他の教師と差別化された授業」
例えば、「動詞+のを~」という文型を
導入するとします。
巷の参考書だと、
「家のカギをかけるのを忘れました。」
みたい導入例文が紹介されています。
そもそも初級の文型導入授業の準備自体に
不慣れなら、まずはこれで行きましょう。
ですが、私なら、自分のスマホに入れてある
自分が剣道をしている動画を出してきて、
「私のスマホにいろいろな写真やビデオがあります。
私が剣道をしているのを見たいですか?」
で導入(^_^)
そんな珍しい動画なら、だいたいみんな
見たいでしょう。
こんな導入、剣道をしている私ならではですし、
動画のインパクトも手伝って、文型の定着も期待
できます。
その後は、学習者に
「皆さんもスマホにいろいろな写真やビデオが
ありますか。」
と振って、
「私が__________のを見たいですか?」
でアクティビティをさせれば、盛り上がること
間違いなし!!
こうなると、学習者側からは
「篠崎先生に教えてもらいたい。」
となり、
職員室では、
「なんでか分からないけど、篠崎先生のクラスって、
いつもまとまってるし、成績もいいんだよね。」
となり、
経営者からは、
「学習者の評判がいいので、ぜひ篠崎先生にできるだけ
たくさんの授業を受け持ってもらいたい。」
となって、
「じゃあ、時給上げてもらっていいですか?」
「もちろんですよ(^_^)」
となるわけです。
ぜひ、
「あなたの個性やオリジナリティが光る授業」
「あなたじゃなければできない授業」
「他の教師と差別化された授業」
を目指してくださいね(^_^)