目標設定&達成の極意はすべて「築地銀だこ」が教えてくれた。
本メルマガNo.852で
「20代の時に紙に書いた目標、もう達成しとるわ!と気づいた日。」
と題して書いたコラムが、改めて読むと
我ながら
「いいこと書いとるなぁ。」
と感じましたので、その号以降にご登録なさった方の
ために、再掲します。
===========================
「人生の目標を紙に書いて、毎日見続け、
毎日意識して行動し続ければ、いつか
必ず達成する。」
と、よく自己啓発本でよく見ますし、
それだけに、食傷感さえ感じる方も
いらっしゃるでしょう。
しかしながら、私はあえて、
「間違いない!!」
と、改めて強調しておきます。
例えば、私が今検定試験対策を主宰しているのも、
20代のときに、
「検定試験の全出題範囲を網羅した対策本を
出版する。」
という目標を掲げたからです。
当時は、教育哲学(学部・東北大)から
日本語教育(大学院・広島大)に移った
ばかりで、
文字通り右も左も分からない状態でした。
大学院にやっと合格できただけの、
知識もスキルも人脈も何もない状態。
ただ、そのとき当時読んでいた自己啓発本に
触発されて、
目標を100個ぐらいノートに書いたのです。
そのうちの1つが、
「検定試験の全出題範囲を網羅した対策本を
出版する。」
もちろん、当時出版社に知り合いなど
いませんし、
そもそもどうすれば本が出版できるのかも
まったく知りませんでした。
ただ、当時は何の根拠もなく
「いつか絶対やってやる!!」
とだけ思って、目標を書いた紙を毎日見て、
その言葉を脳内に何度も何度も刻みつけて
いました。
ところが、いつの間にか目標を書いた紙を
どこかになくしてしまいました。
ですが、おそらく一時期毎日見ていただけあって、
頭のどこかに残っていたのでしょう。
その後、出版社の方と一緒にお仕事をする
機会に恵まれ、
出版する方法やプロセスなども経験させて
いただきながら、
「検定試験の全出題範囲を網羅した対策本を
出版する。」
という気持ちが自然にふつふつと湧いてきて、
とはいえ、
「印税収入って、意外と少ないっ!」
という裏情報的なことも見えてきて(笑)
「であれば、原稿を丸っと自分で書いて
PDF化したものを自分で売れば、そのまま丸っと
自分の収入になるじゃないか。」
となって、今の
【 通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
http://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/
の原型ができたわけです。
そして、今振り返ると、
「20代の時に紙に書いた目標、もう達成しとるわ!」
と、改めてそう気づかされるとともに、
「人生の目標を紙に書いて、毎日見続け、
毎日意識して行動し続ければ、いつか
必ず達成する。」
というのは、単なる気休めでも希望的観測でもなく、
「間違いなくそうなる!」
という極めて普遍性の高い原理原則なのだと
改めて確信するに至っているわけです。
こういうと、
「いやいや、世の中そう簡単なものじゃない。
たまたま偶然そうなっただけでしょ。」
という方が必ずいますが、そういう方は、
四六時中
「いやいや、世の中そう簡単なものじゃない。
たまたま偶然そうなっただけでしょ。」
という言語を脳内に巡回させ、何かある度に、
「いやいや、世の中そう簡単なものじゃない。
たまたま偶然そうなっただけでしょ。」
と、自分の認識と行動にブレーキをかけて
おり、
その言語習慣が、数年、十数年、数十年巡回し
続けた結果、確かに、
「いやいや、世の中そう簡単なものじゃない。
たまたま偶然そうなっただけでしょ。」
に相応しい人生を送ることになるのです。
つまりは、すべて自分次第。
立てた目標は、必ず叶います。
途中、無意識にとんだ目標でもこうして達成
されるわけですから、
ずっと意識に上っていれば、もっと早く達成
されたに違いありません。
だからこそ、
1.超絶高い目標を紙に書いて、意識を固定すること。
2.その目標を毎日見て、意識に上らせ続けること。
それが、もう本当に大事です。
=========================
こうした私の実体験に基づき、今年から、
【 通信講座「篠研の日本語教育能力検定試験対策」】
http://www.kanjifumi.jp/become/distancelearning/
の「No.001 オリエンテーション」では、
目標設定のコーナーを設け、
目標の記述欄はもちろんのこと、
目標記述のコツも併せてご紹介させて
いただきました。
この目標、1度しっかり書き、それを毎日見続けると、
その言語がその人の脳の一等地にどっかりと座り込み、
日々の膨大な量の意思決定の際に、明確な意思決定基準と
なって影響を与えるのです。
言い換えれば、すべての言動が掲げた目標に向かって
ビタッ!!とベクトルが揃うのです。
そうして、時間はかかっても必ず目標を達成する
ことになるのです。
こういう現象は、もちろんのことながらここだけの
話ではありません。
例えば、たこ焼きで有名な「築地銀だこ」。
社名にある「銀」の意味をご存知でしょうか。
創業者の名前に「銀」の文字があったから。
…いいえ、違います。
常に金メダルを目指す挑戦者としての銀メダル
という意味で。
…いいえ、それも違います。
実は、あの「銀」は「銀座」の「銀」なのです。
「今は小さい店だけど、いずれ銀座に出店
するほどの店に育てたい。」
という創業者の夢、目標が込められているのです。
そして、社名を言うたびにそれを思い出すように
したと(考えてみれば、すごい仕掛けですよね)。
毎日、毎日、自社の社名を言っては、目標を
意識し続けたわけですね。
で、その結果どうなったか。
わずか創業2年目で銀座に店を構えることが
できました。
明確な目標を立て、それを毎日見続け、
それに向かって行動し続ければ、
間違いなく達成されるのだと、
この話は、私たちに教えてくれます。
ここまでマインドセットができれば
あとは、方法論だけ。
通信講座「篠研の検定対策」の場合、
週3回送られてくる講義資料が
それにあたるわけです。
せっかく日本語教師という職を選ばれる
のであれば、
今の自分を棚上げして(というか、そうしないと
崇高な目標など掲げられない。)
崇高な目標を高らかに掲げ、そこを目指してみては
いかがでしょうか。
というか、そうするべきだと私は思います。